・ まず量水器を見てみよう。
量水器指示数(m3):2ヶ月に一度検針をしたときに読む数字(黒地の数字を読む) パイロット:水が流れているときに回る 量水器番号:それぞれの量水器に割り当てられた個別の番号(管理番号)
・ 漏水?
検針票が届いて『いつもより使用量が増えている』といった場合があります。
この場合、水道管の何処かで水が漏れていることが考えられます。確認の方法はどなたでも簡単に出来ます。
その方法とは、
1.まず、蛇口を全て閉めてから量水器を見てください
2.量水器の『パイロット』が動いていませんか?
動いている場合には何処かで、水が漏れています。ゆっくりでも確実に指示数は上昇していきます。出来るだけ早く当企業団の指定を受けた工事店へ連絡して修理を依頼してください。
動いていない場合には外立ち水栓柱(外の蛇口)の閉め忘れなどが考えられます。
・ どこで漏れている?
『何処かで漏れている』といわれても一体どこで漏れているのか解らない!
水が漏れる場所とは蛇口か閉まりきっていない、水洗トイレのタンクへ給水されるボールタップの不良、ボイラーの安全弁の不良、水道管の繋ぎの部分から・・・等々、いろいろ考えられます。
目で見て解る場合はすぐ修理すれば解決するのですが、何処かさっぱりわからない!ということが多々あります。
そんな時は蛇口などに耳を当ててみましょう。蛇口を開けた時のような小さな音が聞こえる場合があります。
この音が一番大きく聞こえる近くに、漏水が潜んでいる可能性が高い場合がありますので、その付近を重点的に点検するのが近道かもしれません。
・ どうすればよい?
水が漏れていると分ったら、出来るだけ早く当企業団の指定を受けた工事店へ修理の依頼をしてください。
漏水は24時間休むことなくずっと流れ出ています。量水器は、使用した水と漏水と区別することなく進んでいきます。
漏水量を少なくする方法として、止水栓を閉める方法があります。就寝前に、買い物に出かける時に、・・・など水を使用しないときには止水栓を閉める、ということをすれば漏水を一時的にとめることが出来ます。
当然全ての蛇口も使用できない状況になりますので、トイレの水が出ない、学校から帰ってみたら水が出ない・・・ということにも成りかねません。あくまで緊急的、応急的処置としてご紹介いたします。
『漏水箇所を見つけて早く修理する事』が一番です。
もし、量水器を見てパイロットが動いているようなら、時計を使って時間を計りながら、量水器の赤い針(小さいですが針の横に1L、10Lと書かれています。)の数字を読んでください。
1分前に『8』だったもの(この例えでは1L単位)が、写真のように『8と9の真ん中ぐらい』に進んだとすると、漏水量は1分間当たり0.5リットルとなります。
1分間にペットボトル500mLの0.5リットルの漏水では、
1時間で灯油のポリ缶1.6本分の30リットル、
1日でドラム缶3.5本分の0.7m3(720リットル)、
1週間でお風呂20.1杯分の5m3(5,040リットル)、
1ヶ月で21m3(21,600リットル)、
2ヶ月で43m3(43,200リットル)、
1年では259m3(259,200リットル)
にもなるのです。
・ おねがい
大井上水道企業団では、2ヶ月に一度検針を行って、急に使用量が増加した場合や、パイロットが動いている場合などは、改めて量水器を確認していますが、出来るだけ早く漏水を発見する為にも、量水器を時々覗いてください。