牧之原台地に大井航空隊が建設されたことに伴って、相当規模を有する軍用水道が布設されたが、終戦によりこの軍用水道が遊休施設となりました。榛原郡管内にあった当時の金谷町、相良町、勝間田村、菅山村、初倉村、萩間村は、水利に乏しく、地理的には風光、文化、農耕に適する自然に恵まれつつもこれが為に発展が大きく阻害されていたため、この6箇町村は、昭和23年に大井上水道組合を設立し、保健衛生の向上、防火設備の完備等生活用水の確保を目的とし、住民に呼びかけた結果、大きな協力を得られ、当時としては不可能とさえ思われたこの軍用水道の有償払い下げに成功し、水道事業の認可を得て、総事業費5,100万円で建設工事に着手し、下記の経緯をたどり現在に至っています。
昭和23年 6 月16日 | 大井上水道組合設立認可 |
同年11月 1 日 | 工事着手 |
昭和25年 7 月24日 | 工事完了 通水式 給水戸数・・・・・・・1,070戸 給水人口・・・・・・・7,066人 |
昭和30年10月 1 日 | 構成町分担金打切り、以降独立採算制となる |
第1期拡張事業 | 昭和40年度から昭和43年度 計画給水人口・・・・・・・・・20,000人 計画給水量・・・・・・・・・・5,000m3/日 計画1人1日最大給水量 250リットル |
昭和41年 3 月 1 日 | 建設費起債全額償還 完了、総額・・・・・・・3,700万円 |
昭和42年 4 月 1 日 | 地方公営企業法適用 大井上水道企業団と改称 |
昭和43年 4 月 1 日 | 県営榛南水道供給事業発足に伴って相良町の大部分分離 |
第2期拡張事業 | 昭和44年度から51年度 計画給水人口・・・・・・・・・13,000人 計画給水量・・・・・・・・・・7,500m3/日(内分水1,000m3/日) 計画1人1日最大給水量 500リットル |
昭和51年 4 月 1 日 | 金谷町営五和簡易水道及び釜谷簡易水道統合 |
第3期拡張事業 | 昭和52年度から昭和54年度 計画給水人口・・・・・・・・・18,500人 計画給水量・・・・・・・・・・12,200m3/日(内分水2,700m3/日) 計画1人1日最大給水量 513リットル |
昭和53年 9 月24日 | 大井上水道企業団新事務所建築着手 |
同年12月24日 | 新事務所竣工 |
昭和54年 3 月31日 | 給水戸数・・・・・・・4,368戸 給水人口・・・・・・・18,169人 |
第4期拡張事業 | 昭和55年度から昭和65年度 計画給水人口・・・・・・・・・19,500人 計画給水量・・・・・・・・・・15,700m3/日(内分水5,700m3/日) 計画1人1日最大給水量 513リットル |
昭和60年 3 月31日 | 給水戸数・・・・・・・4,823戸 給水人口・・・・・・・18,485人 |
昭和62年 9 月 1 日 | 消石灰自動連続溶解注入設備着工 |
昭和63年 3 月10日 | 消石灰自動連続溶解注入設備竣工 |
平成 3 年 3 月31日 | 給水戸数・・・・・・・5,367戸 給水人口・・・・・・・19,598人 |
第5期拡張事業 | 平成4年度から平成12年度 計画給水人口・・・・・・・・・22,140人 計画給水量・・・・・・・・・・18,200m3/日 計画1人1日最大給水量 619リットル |
平成12年 3 月 9 日 | 第5期拡張事業年度を平成12年度から平成15年度に変更 給水区域を大代中の一部及び大代下の一部を編入 |
平成14年10月 1 日 | 大代地区への給水開始 |
平成17年10月11日 | 市町村合併により構成が島田市、牧之原市となる |
第6期変更事業 | 平成19年度から平成27年度 計画給水人口・・・・・・・・・21,700人 計画給水量・・・・・・・・・・12,700m3/日 計画1人1日最大給水量 599リットル |
令和元年10月1日 | 料金改定(用途別から口径別へ) |